ウクライナショックで住宅価格高騰⁉
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ロシアに600億円投資→直後に侵攻開始 飯田グループの「苦渋」
戸建て住宅大手の飯田グループホールディングス(GHD)の兼井雅史社長が16日、ロシアでの事業を当面は続ける考えを明らかにした。1月までに現地の木材企業を買収したが、直後にロシアのウクライナ侵攻が勃発。約600億円を投じてESG(環境・社会・ガバナンス)経営に役立つと見込んだ買収先が、いまはリスクとなって経営を揺さぶっている。
「ウクライナ情勢は日々状況が変化している。拙速な判断で株主価値を毀損(きそん)しないよう多面的な視点で判断していく」
兼井社長が16日配信の決算説明動画で語った。冒頭には「ウクライナ情勢は深く憂慮している。一日も早く平和で安定した生活を取り戻せるよう願っている」とも述べた。ロシアでの企業の事業停止や撤退が相次ぐなか、厳しい判断を迫られている苦渋がにじむ。
買収したのは、ロシア東部ハバロフスクに拠点を置くロシアフォレストプロダクツ(RFP)。昨年12月にロシア当局の許認可を取得して買収を公表し、今年1月に子会社化した。
ロシアは世界の森林の2割を国土に持つ。RFPが保有する森林は約400万ヘクタールで、九州地方より広い。伐採量は年170万立方メートルで、飯田GHDが1年に売る戸建て約4万6千棟を賄える規模だという。
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Yahoo記事
「木材価格」高騰!首都圏マンションは“バブル越え”
「ウッドショック」に追い打ち…高止まりが続く「木材価格」
アメリカでは、好景気とコロナ禍でのリモートワークや“生き方を見直す人”が増えたことなどを受け、住宅需要が増加。2021年3月頃から急激に「木材価格」が高騰しています。「ウッドショック」と呼ばれ、今も高止まりの状況が続いていますが、ロシアのウクライナ侵攻がさらに“追い打ち”をかけている状態だと言います。ロシアは世界有数の木材輸出大国で、その輸出量は世界全体の21%を占めています。 ロシア産木材は、強度が高く耐震性が優れているとして、日本国内の木造住宅でも重宝されています。ロシア産木材を販売する会社では、5月~6月以降の入荷の予定が見えず、「売る物が足りなくなること」が懸念されています。日本の住宅の壁や床などに使われる合板の約8割、製材の約2割がロシア産木材で出来上がっていることもあり、建築現場ではすでにロシア産木材不足に対する“不安の声”が上がっています。
建築資材高騰が住宅価格にも影響
また、高騰しているのは木材だけではありません。ステンレスなどに使用される「ニッケル」、半導体に使用される「パラジウム」、「アルミニウム」や「セメント」など、住宅建築に欠かせない多くの資材が高騰したことにより、住宅価格にも影響が出ています。 経済評論家の加谷珪一さんによると「今後、住宅価格は1割程度高くなるかもしれない。待っていても値段が下がる要因がないので“今が一番安い”と言える」ということです。
首都圏マンション価格が“バブル超え”
不動産研究所の発表によると、首都圏の新築マンションの価格は、2021年度は平均6360万円となり、バブル期である1990年度の平均価格を100万円以上上回り、最高値を記録しました。値上がりしている主な要因は、「都心部の地価が上昇」している事や、「建築資材価格などの高騰」と言われますが、販売戸数は2期連続増加していると言います。加谷さんによるとその要因として、「“コロナ”を経験し、少々高くても広めの物件を求める人も多い」という背景があるとのことです。
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これらの記事から分かるように、、、木材の価格が上がっています。
それらの影響を受けて、新築建売価格も値上がりするのではないでしょうか?
これから先が気になるところです。
Y-DOKEN 橋本